17 | | === コンフィグレーション オプション === |
18 | | trac.ini の ''[notification]'' セクションで設定できるオプションです。 |
19 | | [[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) |
20 | | * '''smtp_enabled''': メール通知を有効にします。 |
21 | | * '''smtp_server''': 通知メッセージに使用されるSMTPサーバ。 |
22 | | * '''smtp_user''': (''0.9'' 以降) SMTP認証アカウントのユーザID。 |
23 | | * '''smtp_password''': (''0.9 以降'') SMTP認証アカウントのパスワード。 |
24 | | * '''smtp_from''': 通知メールの''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス。 |
25 | | * '''smtp_replyto''': 通知メールの''Reply-To''-ヘッダに使用するメールアドレス |
26 | | * '''smtp_default_domain''': (''0.10 以降'') ドメイン名を含んでいないアドレスに特定のドメイン名を追加します。完全修飾されたアドレスは修正されません。ユーザの設定からメールアドレスが分からないときに、デフォルトドメインをすべてのユーザ名 / ログイン名に追加します。 |
27 | | * '''smtp_always_cc''': 常に通知メールを送信するメールアドレスのリスト。 ''主に専用MLにチケット更新を通知するのに使用されます。'' |
28 | | * '''smtp_always_bcc''': (''0.10 以降'') 常に通知メールを送信するメールアドレスの一覧。ただし、通知メールの他の受信者からメールアドレスが見えません。 |
29 | | * '''always_notify_reporter''': 報告者フィールドのすべてのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 |
30 | | * '''always_notify_owner''': (''0.9 以降'') 担当者フィールドのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 |
31 | | * '''always_notify_updater''': (''0.10 以降'') チケットの更新者に常に通知メールを送信します。 |
32 | | * '''use_public_cc''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) |
33 | | * '''use_short_addr''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です。 |
34 | | * '''mime_encoding''': (''0.10 以降'') 通知メールは常に 7-bit モードで送信されます。このオプションで MIME エンコードの選択ができます。利用可能な値は以下の通りです: |
| 17 | === コンフィグレーション オプション === #ConfigurationOptions |
| 18 | trac.ini の `[notification]` セクションで設定できるオプションです。[[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) |
| 19 | * '''`smtp_enabled`''': メール通知を有効にします。 |
| 20 | * '''`smtp_from`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス。 |
| 21 | * '''`smtp_from_name`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用する送信者名。 |
| 22 | * '''`smtp_replyto`''': 通知メールの''Reply-To''-ヘッダに使用するメールアドレス |
| 23 | * '''`smtp_default_domain`''': (''0.10 以降'') ドメイン名を含んでいないアドレスに特定のドメイン名を追加します。完全修飾されたアドレスは修正されません。ユーザの設定からメールアドレスが分からないときに、デフォルトドメインをすべてのユーザ名 / ログイン名に追加します。 |
| 24 | * '''`smtp_always_cc`''': 常に通知メールを送信するメールアドレスのリスト。 ''主に専用MLにチケット更新を通知するのに使用されます。'' |
| 25 | * '''`smtp_always_bcc`''': (''0.10 以降'') 常に通知メールを送信するメールアドレスの一覧。ただし、通知メールの他の受信者からメールアドレスが見えません。 |
| 26 | * '''`smtp_subject_prefix`''': (''0.10.1 以降'') e-mail の subject の前に挿入されるテキスト。デフォルトは "!__default!__" |
| 27 | * '''`always_notify_reporter`''': 報告者フィールドのすべてのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 28 | * '''`always_notify_owner`''': (''0.9 以降'') 担当者フィールドのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 29 | * '''`always_notify_updater`''': (''0.10 以降'') チケットの更新者に常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 30 | * '''`use_public_cc`''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) |
| 31 | * '''`use_short_addr`''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です。 |
| 32 | * '''`mime_encoding`''': (''0.10 以降'') 通知メールは常に 7-bit モードで送信されます。このオプションで MIME エンコードの選択ができます。利用可能な値は以下の通りです: |
52 | | == Emailサンプル == |
| 58 | |
| 59 | === メールの件名をカスタマイズする === #Customizingthee-mailsubject |
| 60 | `ticket_subject_template` オプションを使用することでメールの件名をカスタマイズできます。このオプションには [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] を含めることができます。デフォルト値は以下の通りです: |
| 61 | {{{ |
| 62 | $prefix #$ticket.id: $summary |
| 63 | }}} |
| 64 | テンプレートでは以下の変数が使用可能です: |
| 65 | |
| 66 | * `env`: プロジェクトの Environemnt ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/env.py env.py] 参照)。 |
| 67 | * `prefix`: `smtp_subject_prefix` で定義したプレフィックス。 |
| 68 | * `summary`: チケットの概要 (Summary), 概要が変更されている場合は古い値。 |
| 69 | * `ticket`: ticket model オブジェクト ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/ticket/model.py model.py] 参照)。個別のチケット属性は `$ticket.milestone` のように、ドット (.) で区切って (訳注: 英語での) 属性名を加えることで、参照可能。 |
| 70 | |
| 71 | == Email サンプル == #SampleEmail |
78 | | == トラブルシューティング == |
| 97 | == SMTP リレーホストとして GMail を使用する == #UsingGMailastheSMTPrelayhost |
| 98 | |
| 99 | 以下のような設定を使用します |
| 100 | {{{ |
| 101 | [notification] |
| 102 | smtp_enabled = true |
| 103 | use_tls = true |
| 104 | mime_encoding = base64 |
| 105 | smtp_server = smtp.gmail.com |
| 106 | smtp_port = 587 |
| 107 | smtp_user = user |
| 108 | smtp_password = password |
| 109 | }}} |
| 110 | |
| 111 | ''user'' と ''password'' の箇所は、 GMail のアカウントで置き換えてください。 ''たとえば'' [http://gmail.com] にログインするときに使用しているものです。 |
| 112 | |
| 113 | 代わりに `smtp_port = 25` を使用することもできます。 (訳注: おそらく `gmail.com` 宛のメールしか届きません)[[br]] |
| 114 | しかし `smtp_port = 465` は使用できません。これは動作しないだけでなく、通知メール送信がデッドロックします。ポート番号 465 は SMTPS プロトコル (訳注: SSMTP とも言います) に使用されますが、 Trac はこれをサポートしていません。詳しくは [http://trac.edgewall.org/ticket/7107#comment:2 #7107] を参照してください。 |
| 115 | |
| 116 | == 自分が変更した通知をフィルタする == #Filteringnotificationsforonesownchanges |
| 117 | Gmail では、以下のフィルタを使用できます: |
| 118 | |
| 119 | {{{ |
| 120 | from:(<smtp_from>) (("Reporter: <username>" -Changes) OR "Changes (by <username>)") |
| 121 | }}} |
| 122 | |
| 123 | 通知メールを削除する場合などに使用してください。 |
| 124 | |
| 125 | Thunderbird で IMAP を使用している場合は、この方法は使えません |
| 126 | (http://kb.mozillazine.org/Filters_(Thunderbird)#Filtering_the_message_body 参照)。 |
| 127 | |
| 128 | 最良の方法は conf/trac.ini の "always_notify_updater" を false に設定することです。 |
| 129 | しかし、この方法では自分が担当者 (owner) になっていたり、報告 (reporter) したチケットへのコメントが取得できなくなります。 |
| 130 | |
| 131 | プラグインを追加することで解決するかもしれません: |
| 132 | http://trac-hacks.org/wiki/NeverNotifyUpdaterPlugin |
| 133 | |
| 134 | == トラブルシューティング == #Troubleshooting |